小林路義 様(鈴鹿国際大学名誉教授) より
ー洞爺湖サミットに向けたメッセージ ー
「 清朝政府がチベットの行政指導に入ったことはありますが,それはあくまでチベット仏教とダライ・ラマを尊崇した上でのことであり,何か特定の一方的な価値観を押しつけたものではありません.しかるに,宗教を否定する中共政府のチベット侵略と介入は,チベット文化の徹底的な抹殺と社会破壊であり,今日の多文化共存に基づく国際社会の道義に反するものです.中共政府は国際社会の目をくらますための形式的な対話ではなく,チベット仏教と文化に対する尊敬と理解を踏まえた対話でなければ,何の解決にもならないし,国際社会の理解を得られないことを一刻も早く知るべきです.」
大高未貴 様(ジャーナリスト)より
「北京政府は、国際社会からのチべット問題非難をかわすためのパフォーマンス的なチベット政府との対話ではなく、真撃な姿勢で対話に臨んでいただきたい。一党独裁体制における報道規制により、中国国民を欺くことはできても国際社会には通用しない。これ以上”真実”は、隠ぺいしきれない。」
From Caroline Scattergood
(UK, Free Tibet campaigner / Director of “Shine a Light on Tibet “, “Cotton Farm House”, Northampton )
What we need is …
more people who specialise in the impossible,
like you!
- Theodore Roethke
山際澄夫 様(ジャーナリスト)より
フリーチベットチームジャパンの皆様へ
中国によるチベット弾圧に強い疑問を表明され、こうして具体的に支援の運動を始められた皆様に心からの連帯と敬意を表します。
ここで主張されている洞爺湖サミットの場でダライ・ラマ14世と中国の胡錦濤国家主席との直接対話を求めるというアイデアは、決して荒唐無稽なものではなく、日本の政府として、また、参加国政府にあって十分に検討し、実現するに値する内容であると確信致します。
21世紀のこの時代に、自由を求める僧侶らの訴えを戦車や装甲車を持ち出して圧殺するなどという蛮行が許されていいはずはありません。中国はもともと独立状態にあったチベットを長く支配し、そこに住む人と文化を根絶やしにしようとしているのです。
チベットに対する中国の暴虐を許すのか、そんな国が開催する平和の祭典を認めるのかはまさに主要国首脳会議がきちんと議論すべき問題なのです。
私はサミットがまだ先進国首脳会議と呼ばれていた頃、新聞記者として何度か取材しましたが、政治であれ、経済であれ、参加国首脳が開催直前に起こった世界のホットな諸問題を取り上げて自由に議論をすることこそサミットの存在理由のはずです。
そういう意味で、北朝鮮、ダルフール、イランなどの安全保障上の懸念と並んで、これ以上、サミットにふさわしい議題はありません。
もともと、冷戦を背景に自由国家の結束の場としての意味合いが強かった先進国首脳会議の存在理由は、「自由と正義を守ることがわれわれの第一の任務である」(ウイリアムズバーグサミット)でした。
このため、旧ソ連のアフガン侵攻や中国による天安門事件も厳しく非難してきました。冷戦は旧ソ連の崩壊で終わりましたが、東アジアにはその残滓が残っているのが現実ですし、サミットの大義であった「自由と正義」に変化はあり得ません。新聞紙上などでは、洞爺湖サミットの主要議題として食糧問題とか、地球温暖化防止問題などと報じられていますが、それが中国に対して何があっても〝友好〟しか唱えてこなかった福田政権の姿勢を反映したものでないことを祈るばかりです。
福田首相は、洞爺湖にオブザーバーとして招待する胡錦濤国家主席に対してダライ・ラマ14世との直接対話に踏み切るように説得すべきでしょう。また、サルコジ大統領やメルケル首相、ブッシュ大統領ら自由の問題に敏感な参加国首脳は、是非、福田首相に対して、この問題でイニシアチブをとるように働きかけてもらいたい。
直接対話が実現するかどうかは中国次第でしょうが、中国が応じない場合はサミットの政治宣言で改めて中国の虐殺を非難し、中国に対して改めて行動を促すべきでしょう。
もし福田首相が、チベットを救う努力をしないで、安易に五輪協力を打ち出すようなら、中国の前に日本が自由を愛する世界の人々の嘲笑の対象になるでしょう。
- 2008-05-24 (土) 15:04
- アクション